親不知を大学病院で抜いた話
8年くらい前に、東京医科歯科大学で親不知を抜きました。
私の親不知は歯茎の中に埋まっているタイプでしたが、レントゲンで存在していることは知っていました。
ちなみに上は存在せず、下が両側に生えている状況でした。
20代前半の頃は、疲れがたまると、奥歯の方に痛みを感じるくらいでした。
20代後半になると、少し顔を出してきたのか、歯茎がよく腫れるようになってきました。若いうちに抜くと回復も早いと聞き歯医者へ。
街の歯医者さんでは抜けないため、紹介状をもらいます。
いざ診察。若い先生が対応してくれました。問診が終わり、抜くのは翌週。抜いた1週間後に抜糸と順調なら3週間ですむようです。
まず抜歯。麻酔が初めてだったので緊張します。1本打たれてしまえば、その後の痛みはあまり感じません。
歯茎を切って、歯を砕いてから抜くのですが、噂に聞いていた通り、工具箱にありそうな器具を使うのですね。
途中、教授?が様子を見に来て、私の頭上で若い先生に対して指導が始まりました。教授?が見本として施術したり。
教授の施術は私からもわかるくらいスムーズでした。若い先生は力が入ってる感じがあったのですが、教授がやると軽い力でサクサクすみます。
麻酔が効いていても、歯を割る感覚や、歯が根っこから抜かれる瞬間はわかりました。
施術自体は20分くらいで終わったと記憶していますが、顎はかなり疲れました。
しかし顎の疲れは抜歯後の痛みのほうが辛いのであまり気になりません。麻酔が切れると抜いた場所がズキズキします。
患部の歯磨きは怖くてできないので、食事はウィダーインゼリーをお皿に出して、スプーンで反対側から流し込みます。
片側だけで噛むのは疲れるので、3日くらいはまともな食事が食べられませんでした。
1週間後の抜糸の時には、反対側もサクッと抜いて!と思うくらい回復していました。
そのまま次回の抜歯を予約したので、2本抜くのに1ヶ月強で終了しました。